補聴器について
- 聴力は年齢とともに衰え始め、特に高音域から低下していきます。高い音が聞こえにくくなると、母音は聞き取れるものの、子音が聞き取りづらくなってきます。
- 例えば、「広い」と「白い」、「佐藤さん」と「加藤さん」のように、言葉の聞き間違いが起こりやすくなってしまいます。
- 日常の聞こえ方について思い返してみましょう。まずは、ご自身の聴力の状態を正確に知ることが大切です。
- 以下の項目に1つでも心当たりがある場合は、一度ご相談されることをお勧めします。
このようなときは耳鼻咽喉科にご相談ください。
- 聞き間違いが多い
- 話しかけられた際に、聞き返すことが多い
- 他の音が重なると、会話がうまく聞き取れない
- テレビを観るとき、家族と同じボリュームでは聞き取りにくい
- 銀行や病院の窓口などで、名前を呼ぶ声が聞こえづらい など
補聴器の調整
- 補聴器を装着しさえすれば、昔と全く同じような聞こえに戻れるというわけではありません。しかし、今まで聞こえなかった音が聞こえるようになることで、生活の中でのさまざまな不便が軽減され、より快適に暮らすことができるようになります。
- 補聴器は、一人一人の難聴や聞こえの状態に合わせて、調整(フィッティング)することが必要です。
補聴器の効果例
- 会話が聞き取りやすくなる
- 相手が聞きやすい声で話せるようになる
- 小さい音量でも、テレビが観られるようになる